2007/07/31

F2展開

今年F2展開してるものですが、定植したキフセ4株のうちの一株です。刷毛目が出てるのか単に脈の部分の色が薄くなっているのか微妙です。様子をみる必要がありそうです。覆輪が出てないですし、刷毛目ならば、目的のものが採れます。


4株のうち、これを入れて3株開花しました。一株は地色のみ。一株は交雑で紅が咲きました。地色のみは刷毛目が次代期待できるので採種予定。交雑紅もdyと刷毛目をヘテロで持っていれば茶刷毛目が期待できますし、斑入蝉葉大輪の戻し交配になって、大輪性が期待できるので、一応採種。

どうせ蝉葉でたねがそれほど採れないだろうし、採っておいてもいいかなと・・・。こんな事してると追っかけるのがどんどん増えちゃうので、すっぱり切った方がいいんですけどね。

交配系統の吹掛絞



成長が悪くて、なかなかいい具合に咲いてくれません。斑点の粒たちは良く大きく咲いてくれたら、綺麗だと思うのですが・・・。

新松風

育ちが悪くて貧弱です。紺大日輪抜なのですが、これは紺ですかね。何株かあるので、比較すれば、交雑かわかるでしょう。

一幸


定植したものがようやく咲き始めましたが、成長が悪いです。これは、桜吹雪とほぼおなじです。吹雪がこちらの方が小さく出る気がします。細い縞が出てしまうのは個体差がありそうです。

2007/07/30

焼津朝顔展(於、焼津公民館:焼津朝顔会)

静岡浅間さんの朝顔展の後に焼津朝顔展へ向かいました。静岡は屋外なので、出来るだけ早く行く必要があるのですが、こちらは会場が焼津公民館のロビーと空調の効いた室内なので、午前中はしっかりと咲いています。例年この順番で回っています。


初めての方ですと、入り口がわかりにくいかもしれません。近くで地元の方に場所を聞くのが一番早く会場にたどり着けると思います。駐車所有り。

石化。焼津は変化朝顔も展示されているのが特徴です。今年は展示用に栽培したものは少なく、試し巻きした中から出た、出物を展示されたそうです。

獅子牡丹。葡萄色が印象的でした。焦げ茶が濃くなったような紫色をしていました。花芸はこれからの選抜なのだと思います。

車咲牡丹。こちらも色合いが良いですね。こちらも花芸選抜中の系統ではないでしょうか。

焼津のもう一つの特徴として数咲づくりの展示があります。なかなの達人で、京都の作品に劣らない鉢を毎年展示して下さいます。

自宅からの搬送中に花を傷めてしまったそうで、傷んだ部分が向こうを向いています。本来ならば、画像では右面を正面に向けたいところでしょうね。

雲仙の薪。黒鳩が綺麗な縞品種です。うちには、この品種が総吹雪になったものを、敢えて分けてらったものがあります。多少縞が残っているので、選抜しようかと維持してます。

覆輪の砂子絞。「○○世界」系の品種でしょうか。いろいろとお話させていただいたため、品種まで、記録してくるのを忘れてしまいました。いつもはメモをとるのは面倒なため、鉢に指してある品種ラベルをマクロで撮影させてもらい、品種の記録をしています。

吹掛に縞が入ったものだと持ってこられたそうです。私と知り合いの方との話では、筒との境に滲んだ輪が見られないので、斑点が縞状に潰れたかセクター復帰ではないかとの話になりましたが・・・どうなんでしょう。

柴垣紫雲、だったと思います。焼津にも毎年数鉢見られます。アフセは焼津系統の「駿河の○○」が多く見られます。


2007/07/29

静岡朝顔展(於、静岡浅間神社:静岡朝顔研究会)

ネットでは、開催の告知情報が全くなかったのですが、例年この時期なので、出かけてみました。やはり開催されていました。8月1日までの開催と書かれていましたので、お近くの方はお出かけ下さい。場所は、静岡浅間神社です。


神社の行事ではないため、問い合わせをしても日程等の回答はしていただけませんので、直接電話等で神社への問い合わせはされないようにお願い致します。

駐車場に車を止めて、入り口の山門へ。入り口右に看板が。奥に見える山門をくぐった陰になるところに展示棚があります。テントがあり、そこに受付があるので、入会希望の方はその旨伝えると、翌年案内を送ってもらえます。

例年6時くらいに着くように出かけるのですが、今年は7時着。すでに参拝者用駐車場が開いていました。30分は無料です。7時前には、通常駐車場が開いていないため、いつもは御祓い車用の駐車位置に止めさせてもらい、7時に駐車場へ移動してます。

十六夜。茶の総吹雪が綺麗な品種。例年数鉢あるのですが、今日は一鉢だけでした。弁切れが残念。

交雑。綺麗な総吹雪が目に留まって、写したのですが、ラベルにかかれている品種とは明らかに違うものでした。F2選抜するのかなぁ。


紫の上。紫系統で筒が抜けていると、綺麗だなと思えますね。これは綺麗に筒が抜けています。以前作った同品種は、これほど綺麗に筒は抜けていなかったと思います。

花一番。この色で陽光抜けっぽく大きく筒が抜けている品種は珍しいと思います。

燭光。名古屋でもよく作られている品種だと思います。比較的作りやすいのかな。

遠霞。わたしも作ったことがありますが、花弁が弱く切れやすい印象があります。単色にしては難しいなと思った覚えがあります。

平安の光。桃色は花弁の伸びが良いので、よく作られています。

茶人の友。今年初めて見ました、昨年はなかったと思います。この株は車絞りのよう模様がでましたが、もう一株、覆輪で綺麗な茶が出ているものがありました。化粧がされていなかったので、こちらの画像を使いました。

柴垣紫雲。濃色は大きく咲きにくいので、アフセでは見かける事が少ない色ですが、良い色合いです。浅間神社では毎年数鉢あります。

左が行灯。右が切り込みの棚です。街中にあるので、早朝から散歩の途中に参拝される方がかなりいます。田舎者の私には最初は結構新鮮な驚きでした。

バックヤード。あと4日期間がありますから、出番を待っている朝顔たち。

2007/07/28

青瑠璃吹掛

団十郎×初霜の後代です。色は青瑠璃としてますが、開花直後は紫が強く、その後に青が強くなり、しぼむ前はまた紫が強くなります。

月の嵐山(変)の後代

ここ数年ずっと作っている大輪朝顔です。月の嵐山の交雑から出てきたのですが、色合いが好きで毎年作っています。だいたいこんな模様で出るのですが、もっと綺麗に模様がでることもあります。

紫楽

ピンぼけしてます。紫系品種は筒が抜けないですね。黒紫、紫で綺麗に筒が抜けた品種が欲しいです。この紫楽は京都の半日会の展示でよく見られます。一昨年まで、京都の展示会の様子をたくさんの画像で紹介して下さったサイトがあったのですが、昨年からお休みされてしまったので、残念です。

雪月花

咲き始めなので、切れてしまって、あまり綺麗に咲いていません。雪月花は、大輪朝顔の中では作りやすい品種ではないかと思います。白無地品種は全体的に作りやすいです。ほかには、白妙3号が白無地では有名ですかね。名古屋では、銀妙、白雅が白無地で作られてます。

2007/07/27

F2-綺麗な刷毛目絞

綺麗な刷毛目絞りがでました。目的の蝉葉でもないし、斑も入っていません。


しかし、今年F2展開した中で一番綺麗な刷毛目です。色の濃い部分がもっとしっかり出るとさらに良いのでしょうね。

キフセ濃茶大輪

団十郎をはじめて育てたときに、斑入りの濃茶が欲しいなと思って交配したものです。交配親は「団十郎×東娘」です。通常、団十郎よりも大きく咲きます。最初は筒白がもう少し小さかった気がするのですが、世代が進んで大きくなってきました。まだ、個体差があるかもしれません。


花弁の伸びが良いとどうしても色が薄めになりますね。赤っぽくならないのは良いところかなと思います。

交雑から

元々は交雑(月の嵐山 変)ですが、色合いが良かったので、採種して残してきました。F1は若干色合いが違っていましたが、この色で固定しそうです。吹雪が雀斑のように出てきます。

2007/07/26

微妙な色

F2展開の中から、こんなのが出ました。地色だけになったものなのか微妙な色合いです。


固定するなら、こういう色も個人的には好きですが、こういうのは固定しないだろうし、一般受けもしないでしようね。

蔓ごとの吹掛の違い

吹掛絞ですが、蔓の違いで斑点の密度がこんなにも違います。手前と奥の花では蔓が異なっています。奥の蔓は切ってしまいたいですね。黒鳩かと思っていましたが、黒葡萄ですね。吹掛絞の場合、茶や紅鳩等の微妙な色合いは判断が付きにくいのですが、これだけ斑点の密度が高まると色が判別しやすいです。

なんちゃって切込みづくり

数咲きづくりが孫蔓が出なかったため、切り込み作りになっています。これは一応形にはなってます。


こちらは、素股ばかりです。孫蔓をのばしてみたら、素股-蔓芽ですし、もう散々です。なんとか形になればいいでしょう。

孫蔓2つのばしてみました。花芽が付いてますが、なんちゃって作りになりますね。孫蔓6本うまく確保できれば、数咲きになるんですけどね。花芽を4つ残してみたり、基本は3つです。孫蔓の蔓先を止めましたので、蔓先の小さい花芽に栄養が集中して中央付近の成長が進んだ花芽に追いついて、だいたい一緒に開花します・・・。

2007/07/25

F2-今朝も刷毛目が

今朝も刷毛目がでました。キバの州浜なんですが・・・・・。

わかりやすく刷毛目がでてます。F2から選抜して定植したキフセ4株は、一株開花して、地色のみの様に開花しました。この低出現率ではキフセの刷毛目は採れない可能性が高くなってきました。

吹掛絞の復帰

交配系統の吹掛絞りが全色花に復帰してしまいました。初霜で半分復帰したのは、いままであったのですが、全色の無地花になったのは初めてです。


ちょっとわかりにくいですが、胚軸には斑点が確認でき、吹掛絞として定植しました。

定植してからそのままで、気にもとめてなかったところ、昨夕翌朝開花の株を確認していると蕾が全着色していて、びっくり。蔓を確認すると一部はしっかり着色して、本葉も一枚は縁が完全に着色してました。蔓咲きは吹掛に戻っています。写っている蕾は吹掛が出ています。